これまでの研究分科会(平成16年度以降に活動が終了したもの)


 077
基礎設計の合理化に関する研究分科会

(平成15-16年度)

主査 前田 良刀

産界

13名

副査 坂口 和雄

官界

1名

幹事 岩上 憲一

学界

3名

基礎(foundationの意)工学は,地盤工学と構造工学の両方が必要であるが,現状では,その複雑さから両工学を結びつけた研究は非常に少なかった.そこで,本研究分科会においては,「地盤から始まり,基礎の設計に至るまでの隙間を埋め,今後の基礎設計の合理化に役立てよう.」という意図から,基礎工学として既存の研究をまとめたものである.初心者にはわかり易く,熟練者には「目からうろこ」が感じられるように作成した.
 講習会:基礎設計の合理化に関する講習会(平成17年10月)
 著書・報告書:講習会テキスト 基礎設計の合理化に関する研究(平成17年10月)

 078
合成桁の設計法の整理と試設計例研究分科会

(平成16年度)

主査 今井 富士夫

産界

副査 松田 浩

官界

幹事 辛島 景二郎

学界

 講習会:鋼連続合成桁の設計・解析および耐候性鋼橋の現状に関する講習会(平成17年11月)

 079
木橋の施工と耐久性調査に関する研究分科会

(平成16-17年度)

主査 渡辺 浩

産界

12名

副査 池田 元吉

官界

4名

幹事 上月 裕
竹下 孝一郎

学界

5名

 本研究分科会では,九州に多数存在する先駆的な木橋について多数の事例を見学し,さらに維持管理や補修に関するヒアリングを行うことにより,それらの課題や問題点について調査した.それらのうち特徴的な3橋の事例について,さらに深く研究を進め,木橋の維持管理における課題やその解決法についての検討を行った.
 講習会:九州の木橋の維持管理技術に関する講習会(平成18年10月)
 著書・報告書:九州の木橋の維持管理技術(平成18年10月)

 080
土木遺産の文化財として保存・活用する技術に関する研究分科会

(平成16-17年度)

主査 山尾 敏孝

産界

12名

副査 平嶋 孝

官界

4名

幹事 重石 光弘

学界

6名

 本研究会では、土木遺産に関する「保存工学」の確立に向けて、熊本の土木遺産として煉瓦構造物の詳細調査、姫井橋のアンケートによる保存・活用に関する地元の意見調査及び大規模の樋門や堰堤を対象に現状調査をした。土木遺産を文化財として価値付けし、これらの価値を全く喪失させないような補修、補強や保存に関する検討を試み、提案するものである。
 講習会:くまもとの著名な文化財(建造物)の現状と活用(平成18年12月)

 081
橋梁の実挙動を考慮した解析手法に関する研究分科会

(平成17年度)

主査 森田 千尋

産界

16名

副査 山根 誠一

官界

0名

幹事 藤木 剛

学界

5名

 本分科会では,まず,「応力頻度測定」など実業務で実施した載荷試験を調査し,安全側の設計として簡略化や無効化した部材の応力分担に着目して,実験結果と解析結果の相違について検討した.次に対象橋梁を鋼橋とコンクリート橋のそれぞれ1橋ずつに絞り,鋼橋についてはFEM解析のモデル化に対する検討,コンクリート橋については格子解析による応力計算を行い,橋梁の実挙動をよりよく反映するための解析手法についての検討を行った.

 082
九州・山口における橋梁の維持管理に関する研究分科会

(平成17-18年度)

主査 日野 伸一

産界

24
副査 川崎 巧

官界

15
幹事 貝沼 重信

学界

11
 全国の地方自治体のみならず九州地区においても,既設橋梁の劣化・損傷の実態把握や調査点検データの集積などが十分に行われているとは言えない.また,今後の維持点検のニーズに対応可能な職員の養成においても立ち遅れている状況にある.そこで,本分科会では,九州地区の各自治体における道路橋の維持管理の現状について,産官学の技術者で情報交換および調査検討を行った.
 講習会:九州地区における橋梁の維持管理の現状と今後の課題<福岡>(平成19年9月)
 講習会:九州地区における橋梁の維持管理の現状と今後の課題<熊本>(平成19年12月)
 講習会:九州地区における橋梁の維持管理の現状と今後の課題<大分>(平成20年5月)
 講習会:九州地区における橋梁の維持管理の現状と今後の課題<鹿児島>(平成20年6月)
 講習会:九州地区における橋梁の維持管理の現状と今後の課題<宮崎>(平成20年7月)

 083
大学における構造系教育の現状と社会の要請に関する研究分科会

(平成17-18年度)

主査 園田 佳巨

産界

3名
副査 麻生 稔彦 

官界

0名
幹事  

学界

9名
 KABSE 2種会員を対象に行った構造系教育科目に関するアンケート結果を吟味し,構造教育に対する実務レベルのニーズと課題について討議した.さらに,土木系学生全体に教育すべき必須項目と構造技術者となる学生が学ぶべき項目の2種類に分類し,それぞれの教科書を作成することにした.また新たに構造設計の実務に携わる委員を加え,今後の活動に関する検討を行った.なお,土木系学生全体を対象とした教育内容については教科書案について討議を行った.

 084
木橋の維持管理の事例と技術に関する研究分科会

(平成18年度)

主査 渡辺 浩

産界

12名

副査 池田 元吉

官界

4名

幹事 上月 裕
竹下 孝一郎

学界

5名

 天然素材で構成される木橋は環境に優しいという利点の一方で、耐久性には優れているとは言い難い。このため、それらには木橋の特徴をふまえた適切な維持管理が必要とされるところである。本研究分科会ではこのような木橋の維持管理に関して有益な情報を提供することを目的として、九州の木橋で他の模範となるような特筆すべき維持管理がなされている3橋の事例をとりまとめた。
 講習会:九州の木橋の維持管理技術に関する講習会(平成18年10月)
 著書・報告書:九州の木橋の維持管理技術(平成18年10月)

 085
土木遺産の保存・活用を含めた保存工学に関する研究分科会

(平成18年度)

主査 山尾 敏孝

産界

12名

副査 平嶋 孝

官界

4名

幹事 重石 光弘

学界

6名

 本研究会では、近代土木遺産の中でも評価の高い熊本県の姫井橋、横島の樋門・堰堤及びレンガ造の隧道・発電所建屋を対象にして、文化財としての保存・活用についての技術を中心に一連の活動を行ってきた。これらの成果を基に、土木遺産に関する「保存工学」の確立に向けて、一般の方でも土木遺産を保存・活用する場合の参考とできる手引き書の作成することを目指した。
その一環で今回までに研究分科会で研究してきた事項をまとめて、熊本市で講習会を開催することにし、その準備を進めた。12月9日に熊本市のくまもと県民交流館パレアにて土木遺産の保存・活用に関する「講習会」として、テキストを作成して実施した。
 講習会:くまもとの著名な文化財(建造物)の現状と活用(平成18年12月)

 086
九州伝承遺産とその保存活用に関する研究分科会

(平成18年度)

主査 後藤 恵之輔

産界

1名
副査 幸田 亮一

官界

9名
幹事 坂本 道徳

学界

4名
 KABSE 2種会員を対象に行った構造系教育科目に関するアンケート結果を吟味し、構造教育に対する実務レベルのニーズと課題について討議した。さらに、土木系学生全体に教育すべき必須項目と構造技術者となる学生が学ぶべき項目の2種類に分類し、それぞれの教科書を作成することにした。また新たに構造設計の実務に携わる委員を加え、今後の活動に関する検討を行った。なお、土木系学生全体を対象とした教育内容については教科書案について討議を行った。

 087
設計実務を視野に入れた土木設計教育のあり方に関する研究分科会

(平成18年度)

主査 岩坪 要

産界

 
副査 木村 吉郎

官界

 
幹事 斉木 功

学界

 
 本研究分科会は、設計実務で必要なスキルを探り,技術者教育のテーマを考えるための分科会活動と位置づけた。教育機関での設計演習科目では、従来は設計計算を扱う内容が中心であったが,教育課程の変化や新しい取り組みにより,従来の目標まで達しないケースも考えられ,また電子納品の本格化に伴いCAD演習の必要性も考えられる。そこで本分科会では、民間企業が新入社員に求める知識やスキルを探るためのアンケートを実施し、それに即した講義モデルプランを作成することを目標とした。今年度は,本テーマで目指す方向性の検討とアンケートの素案作成を行なった。以降,分科会ではない形で現在のメンバー間で本テーマの検討を進めた。

 088
道路橋の載荷試験結果に対する解析の検討研究分科会

(平成18-19年度)

主査 森田 千尋

産界

18名

副査 山根 誠一

官界

0名

幹事 藤木 剛

学界

6名

 本分科会では、まず実業務で実施された載荷試験と論文等を収集し、その中で行われた載荷試験と解析結果の相違について整理した。次に収集した載荷試験の中から、鋼橋とRC橋について1橋ずつFEM解析と骨組モデル解析を実施した。FEM解析では、通常の設計では無効部材として扱われる2次部材(対傾構や横構など)や橋面部材(地覆や高欄など)の影響について検討した。骨組みモデルでは、無効部材の評価方法、有効とすることの影響などについて検討した。RC橋においてはファイバーモデルによる応力計算も実施した。これらの解析結果と載荷試験結果を基に、橋梁の実挙動をよりよく反映するための解析手法についての検討を行った。
 講習会:道路橋の載荷試験結果に対する解析の検討(平成20年11月)

 089
九州地区における橋梁の維持管理に関する研究分科会

(平成19-20年度)

主査 日野 伸一

産界

26名
副査 川崎 巧

官界

19名
幹事 貝沼 重信

学界

11名
地方自治体の道路橋の維持管理費は年々増大する傾向にあり,将来的にはインフラ整備費の多くを維持管理費が占めることが予想される.また,近年の財政状況の悪化から,インフラ整備費の縮減が必至とされている.このような情勢の下,九州地区の各自治体においても,上述のような問題認識は一様にもちながら,現実的には既設の管理橋梁の劣化・損傷の実態把握や調査点検データの集積など不十分な状況を抱えている.また,今後の維持点検のニーズに対応できる専門知識を有する職員の養成においても立ち遅れていると言わざるを得ない.本分科会では,九州地区の各自治体における道路橋の維持管理の現状や今後の既設橋梁を簡便かつ適切に維持管理するための方策について,産官学の技術者で情報交換および調査検討した.

 090
設計実務を視野に入れた土木設計教育のあり方に関する研究分科会

(平成19-20年度)

主査 二宮 公紀

産界

7名
副査 川越 浩正

官界

1名
幹事 岩坪 要

学界

5名
 本研究会では、昨年に鹿児島県の土木遺産の現況について現地調査と郷土史家の講演会を行い、特に石橋の現況状態について検証を行うことを目的とする。
 鹿児島市を流れている甲突川に架設されていた五大石橋は、集中豪雨により2橋が崩壊し、残された3橋は移設されることで土木遺産の保存・活用の道が開かれた。これに関しては莫大な費用とその後の維持等に関する費用・労力、更には移設自体から来る遺産としての評価付けに対していろいろな意見が出された。
 移設保存されてから約10年が経過している現状があるが、この功罪は時節により相当に評価が変わるものと思われる。平成20年はNHKの大河ドラマで篤姫が放送され、全国的に鹿児島県にスポットが当たりやすいという状況にある。この特別な効果の度合いを検証する点も含めて、今後も起こるであろう移設保存・活用に対する考え方を提案した。

 091
近代木橋を支える各種技術に関する研究分科会

(平成19-20年度)

主査 渡辺 浩

産界

3名

副査 池田 元吉

官界

2名

幹事 上月 裕

学界

3名

 平成16,17年度設置の「木橋の施工と耐久性調査に関する研究分科会」では、九州に存在する先駆的な木橋について、その維持管理や補修に関するヒアリングを通じて維持管理における課題やその解決法についての情報収集と検討を進めてきた。本研究分科会ではその成果を引き継ぎ、あわせて全国各地の木橋について同様な調査を行って、木橋の維持管理や補修に関する実務的な提言を行った。
 講習会:土木・建築分野への木材・木質資源の利用技術に関する講習会(平成20年12月)

 092
21世紀の社会資本を担う構造技術者の在り方に関する検討

(平成19-20年度)

主査 園田 佳巨

産界

0名
副査 麻生 稔彦

官界

0名
幹事  

学界

12名
 基本的な社会資本の形成を終えて少子高齢化時代に入った我が国において,土木工学者に対するニーズにも大きな変化が見られ,構造分野においても従来の力学に基づいた構造設計だけでなく,既設構造物の維持・補修に関する業務やライフサイクルコストを意識した管理計画などについても把握する必要に迫られている.本分科会では,21世紀の社会資本を担う構造技術者にとって必要な知識を効率よく教育するためのプログラムについて検討した.

 093
既設道路橋脚の耐震補強の事例とその効果に関する研究分科会

(平成19-20年度)

主査 梶田 幸秀

産界

11名
副査 白石 法行
奥野 時雄

官界

2名
幹事 田中 豊記
塩尻 恭士
渡辺 浩

学界

2名
 1995年兵庫県南部地震以降,都市高速道路などの重要幹線道路や鉄道において,昭和55年(1980年)以前の設計基準で設計された橋脚の耐震補強工事が順次行われており,福岡北九州高速道路公社では,すでに橋脚の耐震補強工事は終了している.そこで,耐震補強工事が行われた数十の橋脚を取り上げ,耐震補強工法の事例を整理するとともに,耐震補強の効果を地震応答解析により確認し,橋脚タイプごとにどの程度の効果があったのかを大局的に確認することを活動目的とした.

 094
光学的非接触全視野計測法によるマルチスケール損傷診断法に関する研究分科会

(平成19-20年度)

主査 松田 浩

産界

4名

副査 一宮 一夫

官界

1名

幹事 伊藤 幸広

学界

11名

 既存の非破壊検査技術は,建設構造物のスケール,悪計測環境下での現場計測という経済的かつ技術的に困難な面があり,建設構造物への一般的な適用としては,まだ実用化には至っていない.本研究分科会では,建設構造物の構造健全性診断の際に必要となる空間的に分布したミクロからマクロまでのマルチスケールでの変形・ひずみデータを簡易に計測する実用的方法として,光学的計測法の高精度,非接触,全視野計測が可能というメリットに注目し,悪環境下での計測が可能なロバスト性の高い計測・解析システムを開発することを目標に研究を進めた.